無限の可能性−。不織布の未来、わたしたちの未来
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比較的長めの短繊維を空気流で開繊・撹拌しベルトコンベアに送ります。途中に設けられたカード機がオルゴール状のドラムの針で、繊維を一定量・一定方向に送り出しウェブを形成します。形成されたウェブは目的や用途に応じて何層かに重ね合わされ、その積層に特殊針が高速で往復し、バーブと呼ばれる微少な突起により繊維同士を交絡させます。針の太さ、長さ、バーブの数や形状、往復の深度などにより、物性や風合い、パターンが変って来ます。
目的や用途に応じてウェブの積層数や針、パンチの回数などを換えることにより、フィルターからカーペットまで多様な不織布を生み出します。
頑丈で嵩高性があり、接着樹脂を使用しないため、環境に配慮した土木資材などに活用されています。
床材、フィルター、コーティング基材、自動車用内装材、土木資材、建築資材など。
◆ボンニップ
ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨンなどの合成繊維・化学繊維やコットンなどの天然繊維を素材としたニードルパンチ不織布。ケミカルボンド製法やサーマルボンド製法と組み合わせたものもあります。土木や自動車、工業部材として産業分野で多く使用されています。